※熱殺菌工学(基礎I)を受講された方向けの講義内容となります。
目次
食品産業従事者向け
熱殺菌は 非常に身近な概念として食品業界に定着していますが 他の先進国 特にアメリカと比較して 日本で最も遅れているのが 妥当性確認(バリデーション) と 検証(ベリフィケーションです)。 本講義では レトルト、ホットパック、アセプティック(UHT)の各分野で いかに 妥当性確認と検証を行っていくかの解説をおこない かつ 具体的な事例での判定を行っていただきます。
日程
2019年10月10日(木曜) 9:30~14:50
(オプション14:50~15:50)を予定
料金
4,000円(税込)
QPFS会員の方は2,000円(個人会員はその方対象、事業者会員はその紹介者を含めて最大10名まで)
場所
関西大学梅田キャンパス(大阪府大阪市北区鶴野町1−5)
講義内容
下記の通り 1から3まで 3つの講義を行います。
基礎Ⅰの復習
Fo値の計算を中心として実施し 基礎Ⅰの復習とします。エクセル機能付きのPC/IPad等を必ずご持参ください。エクセルが搭載されていれば スマートホンでも可能ですが 画面が小さい為 やはり PCをお勧めします。
【時間】9:30~10:30
レトルト、ホットパック、アセプティックの妥当性確認・検証の考え方の解説
対象菌が異なるため それぞれの分野での妥当性確認・検証もまた異なってきます。レトルトでは 商品が常温保存と言いながらも(賞味期限が長いため、常温とはいいながら亜熱帯的なあるいは熱帯的な気候にさらされることも多く) 耐熱性芽胞が強く意識された妥当性確認となります。また アセプティックの場合 芽胞の示すロングテイル現象のため 超高温短時間殺菌のコンセプトが成り立たず 想像以上に強い殺菌値を与えないといけないということがままありますし、Z値が大きいためどちらかといえば長時間の方向で設計しないといかねいということもままあります。また アセプティックの場合 まだ使いこなれた技術とはいいがたく トラブルシューティングが 妥当性確認・検証となっている事例にもよく出会います。
【時間】10:40~11:40、12:40~13:40
妥当性確認・検証の実例
レトルトの実例をひき 皆様に妥当性確認・検証を体感していただきます。エクセル機能付きのPC/IPad等を必ずご持参ください。
【時間】13:50~14:50
オプション
参加は自由です:各参加者の抱える課題についての個別相談
【時間】14:50~15:50