2021年 年頭所感

2021年 年頭所感

2020年は試練の年でした

2020年はいろんなことがありました。組織でいえば 何度も法務局に通って 長年つもった埃を払い拭い やっと正式な登記事項変更にこぎつけました。コロナ肺炎の影響で 研修の開催予定がキャンセルになったり 開催にはこぎつけたものの参加者数が少なく 収支の面では厳しいものも経験しました。Zoom開催に切り替えたほうがいいのではないか という意見も聞きましたが ほかの団体の開催しているZoom研修のとってつけたような中身の薄さに飽き飽きとし、Zoom という使い勝手の悪い・臨場感のないシステムを補って余りあるほどの力量を持った講師を見つけえず QPFSはあえて対面研修にこだわってきました。おかげ様で 最近では希少価値として認めていただいてきているのでしょう 「対面形式だから申し込んだ」といってくださる参加者によく出会うようになってきています。

セミナーについては 昨年2月17日に 大阪で飲食HACCPセミナーを 大規模集客を企図して実施したのですが 話題が時機を得ていなかったのと 集客力のある団体と共同開催にまで持ち込めなかったため そのインパクトは貧弱なものでした。羹に懲りて膾を吹くではありませんが その後 3密の代表格のようにいわれ 根拠なき批判の対象となっているセミナー開催には手を出しえませんでした。このように セミナー開催は時を得ていないとの判断で推移しておりましたが 時の潮目の変化が起きないのであれば 自らその変化を引き起こそうと 本年には 捲土重来 大規模セミナーを話題を厳選して計画いたします。

2020年度には 事業者会員の脱退もいくつか経験しましたが QPFSが本来 中小零細企業の守護神であることを旨としているのであれば 現在の経営状況の深刻化を背景に 中小零細事業者の所在が流動的となるのは 当然の展開ですので 今後とも常にメンバーが入れ替わっていくであろうことを覚悟してまいります

その中でも 明かりのさす局面が出てきています

今までの主力アイテムであった HACCP基礎研修(HACCPの考え方を取り入れた衛生管理研修)と HACCP責任者研修(HACCPに基づく衛生管理研修)に加えて 経営層向けHACCP導入研修は 企業への出前研修として よく注文を受け、そのほかにも 飲食(RTE)HACCP研修として HACCPの概念を延伸して 感染症対策まで進めることが可能であることを示し、HACCPは基軸であるものの その周辺にも研修対象を広げていってます。

外部の団体との連携では 一般社団法人 本部大阪 日本食品安全協会との活動の一体化が着々と進行しており 将来に期待させるものがあります。日本政策金融公庫の事業者支援プロジェクトの中でも 唯一のHACCP支援団体として登録され 実際に注文も受け QPFSが補助金事業の中でも着目される存在になっていることを示しています。

本年は

本年もQPFSは 有効性の高いHACCPを標榜する日本で唯一の団体として 研修を積極的に推進してまいります。当座は 集客に厳しい状況が継続するでしょうが 持続化給付金をも原資として活用し 他の団体が足を踏みこむのに躊躇するような地方であっても研修の実施を目指してまいります。また 出版して二年近くなることを契機に 今まで使用していて発見された不備を全面的に修正し HACCP教科書のアップグレードを図ります。このHACCP教科書については 内容としては 日本でどころか世界でも最高水準を自認しておりますが いかんせんマーケティングの素人ばかりで作り上げてしまったので 価値に見合う評価をえていません。QPFSをどう売り出すか に通じる話題ですが 本年は QPFSの マーケティング力をも鍛えていく一年となるでしょう。関西大学でマーケテイングの講座を一つ受け持つ自身にとっても 理屈だけではなく 実装を通じてマーケティング力を試される場となります。

皆様のQPFSへの一層の結集をお願いいたします

       
2021年 元旦
代表理事 広田鉄磨


CTA-IMAGE 一般社団法人 食品品質プロフェッショナルズでは様々な特典をご用意して、個人会員、事業者会員を募集中です。ぜひこの機会にご入会ください。 また無料メルマガもぜひご登録ください。

年頭所感カテゴリの最新記事