2022年2月7日 HACCPの今後[東京 Zoom同時配信]

2022年2月7日 HACCPの今後[東京 Zoom同時配信]

2021年6月1日より施行段階に移ったHACCPは様々な混乱を引き起こしながら進んでいます。厚生労働省は 手引書を唯一無二の参考文書とするように各自治体に通知し、それがまた 混乱の度合いを深いものとしています。ほかにも フードロスに代表されるSDGsの動きとどう調和していくのか、なんとなくまた きな臭さの出てきた感のある食品防御、食品偽装防止はどうするのか、さらには 多くの人々の関心事となりました 感染症対策にHACCPをどう生かしていくのか。 考えなければならない課題は山積しているのに 実際にはどのように対応するのがベストなのかに答えてくれるものはありません。今後 HACCPとどのように付き合っていくべきか 最終的に目指すところをどこに置くのか 改めて考えてみる機会を提供します。

ポイント

手引書では どうも立ち行かない というのが皆様の偽らざる本音でしょう。手引書の不足部分をどう補完していくのか、手引書の余分な部分をどう割愛していくのかのアドバイスを提供します。また 国際的な認証規格を目指すのか 国内規格にするのか あるいは HACCPに沿った衛生管理という法的拘束力をもつ範囲にとどまるかもまた 悩み深い話題でしょう。やはり判断の基準は費用対効果です。各参加者にとって望ましい・ふさわしい水準を端的に指し示します。また HACCPとは危害要因分析というリスクマネジメント手法の賜物ですので そのロジックは当然のことながら感染症対策にも明確に応用可能です。具体的にはどうやるかを 実例を添えて説明いたしましょう。

食品防御に関して言えば 日本では 費用対効果の試算もなく工場の敷地の中のどこであっても監視カメラを配備しようといった極端なカメラブームが起き カメラメーカーはホクホクであったかもしれませんが 企業側の経済的負担は深刻なものでした。カメラ配備のおかげで実際に食品防御がどの程度改善したのかについてのレビューもないままに カメラはあっちこっちでほこりをかぶった状態で放置されています。そんなカメラブームがやっと終結しようとしていた頃に 次の話題である食品偽装防止が持ち出され、企業はまた経済的な負担へといざなわれています。

実際に起きうる事件の防止であればまだ意味があるのですが この二つのブームに共通しているのは ガイドラインの主張するようなタイプの事件は全くと言っていいほど起きてはおらず、リスクマネジメントの観点からいえば 費用対効果が非常に怪しいものとなっているのです。

食品偽装防止についていえば 自社内部では偽装など起きるはずもない 起きるとすればサプライヤー側であって 企業としては水際防衛を充実させるために 検査機器・検査項目を追加する あるいは サプライヤー監査を強化するのが適切という雰囲気が醸し出されようとしています。今度は検査機器メーカー・分析業者がホクホクするのか 監査・認証会社がホクホクするのかはまだ見えませんが 食品事業者の利益を また外部から吸い上げようとする構図ができあがりつつあるのです。

こういった事態を目の前にして(一社)食品品質プロフェッショナルズは 独自の観点から 食品防御・食品偽装防止のあるべき姿を提示するだけではなく フードセーフティーカルチャーをもって 食品防御・食品偽装防止を費用対効果高くかつサステナブルに運営していくことで SDGsの最終目標である 「企業だけではなく 消費者だけではなく どこかのメーカーだけではなく 監査・認証会社だけではなく「社会全体として 地球市民として みんなが幸せになる」ことが重要であると明確にします。

参照動画

研修内容

日程

2022年2月7日(月)

時間

10:00~16:30

研修会場兼Zoom配信拠点

〒100-0005
東京都千代田区丸の内1-7-12 サピアタワー9階 関西大学東京センター

料金

12,000円(税込)

紹介コードをお持ちの方は11,000円に割引となります。
会員の方、または会員の代理参加の方はさらに割引し10,000円となります。

定員

現地参加、Zoom参加ともに定員なし。現地参加申し込み数の伸び次第で 適切なサイズの教室に変更します

主催

一般社団法人 食品品質プロフェッショナルズ

講師

広田 鉄磨 (ひろたてつま)

1955年生。九州大学農学部食糧化学工学科を卒業後、ネスレ日本(株)入社。 製造、開発を経験したのちグローバルスタッフとしてアメリカついでシンガポールにて勤務、熱殺菌技術の啓蒙と食品安全マネジメントシステムの導入 支援をアジア・アフリカ・オセアニアの国々に対して行う。GFSIローカルグループコアメンバー、厚生労働省 HACCP 支援ツール研究班メンバーを 経験した後、農林水産省支援事業日本発の食品安全マネジメントシステムの創出に当初より関わる。(一社) 食品品質プロフェッショナルズを結成し HACCP 研修を全国展開する。研修内容の充実を図るため 基本概念であるビジュアライゼーションを創始した。

注意

研修10日前までに テキスト類がダウンロード可能となります。

かなりの量の文書となりますので プリントアウトして持ち込むのは大変という方は ご自身のPCにダウンロードしてお持ちこみください。PCに入れたテキストそのものに直接書き込みたいという方も同様です。

お申込み

お申し込みは締め切りました。たくさんのご参加、ありがとうございました。

テキストダウンロード

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