ポイント
日本においては、アレルゲン閾値が10ppm未満とされ 多くの企業は涙ぐましいほどの努力を重ねています。たしかに10ppmは食物アレルギーをもつ人たちの95%以上をカバーしうる発症閾値でもあり、誰一人置き去りにしないという弱者の保護を謳うSDGsの観点からは望ましいものでしょう。さらに 安易な「〇〇を含む製品と共通の設備で製造しています」といった注意喚起表示を推奨しないという消費者庁の指導もまた、注意喚起表示の乱立によってアレルギーを持つ人たちの選択肢を狭めないという観点からは望ましいともいえます。
しかし 多くの国々での規制がそこまでも厳しくなく 例えばセリラック病患者向け食品の小麦グルテンが20ppm以内にしか制限されていないことなど考え合わせると 日本で10ppmが食品全般に例外なく当てがわれているというのは厳しすぎるのではないか、最終的にはコスト増となり日本の食品産業の活力をそいでいるのではないかという懸念が出てきます。とくにコスト増は、ただでさえ高価な日本の食品の輸出競争力を弱めていることは間違いありません。
表示義務のある9種についてだけであればまだしも、リコール情報を見ると 10ppmの閾値超えでの回収判断は(表示義務のある特定原材料9種以外含む)全アレルゲンにあてがわれており、日本はアレルゲン管理では よく言えば最前線、悪く言えば泥沼状態を呈しているといって過言ではありません。すべてが事業者の自主的な努力にゆだねられており、かかる費用はすべて事業者が吸収しないといけないという事態も異色であり、この事態が妥当か否かは国民的な課題として真剣に討議されてしかるべきものです。また日本の特徴として、アレルゲンとしての強度(RfD)は考慮されず、一律10ppmという、どちらかといえば行政側の便宜のみを尊重した決定がなされていることも目立ちます。
このセミナーの中では こういった諸点を考慮しながら 今後行政における対応をどうすべきかについて討議してまいります。
プログラム
| 時刻 | 内容 | 講師 |
|---|---|---|
| 10:00~14:00 | (途中1時間の昼食休憩を含む) 食物アレルギーの症状、診断、治療、対応のあるべき姿 | 一般社団法人 食品品質プロフェッショナルズ代表 広田鉄麿 |
| 14:00~15:00 | 質疑応答・個別相談 |
研修会場
千里山コミュニティセンター
〒565-0844
大阪府吹田市千里山霧が丘22-1 BiVi千里山3階
阪急電車を千里山駅で降りて東側すぐ、30秒でつきます。阪急オアシスの入るビルの3階です
料金
20,000円(税込)
紹介コードQPHP またはどこかで紹介いただいたコードをご記入の方は 18,000円
食品品質プロフェッショナルズ会員は 15,000円
定員
60名
主催
講師
東畑有希、石井あき子、広田 鉄磨、他 一般社団法人 食品品質プロフェッショナルズ認定講師
注意
かなりの量の文書となりますので プリントアウトまたは ご自身のPCにダウンロードしてお持ちこみください。
お申込み方法
テキストダウンロード
1週間前までにアップロードします
食品品質プロフェッショナルズではこのほかにも様々なセミナーをご用意しております。
