目次
ポイント
熱殺菌はよく利用されていながらも、他の先進国特にアメリカと比較して、日本で最も遅れているのが、妥当性確認(バリデーション)と検証(ベリフィケーション)です。
本講義ではレトルト、ホットパック、アセプティック(UHT)の各分野で、いかに妥当性確認と検証を行っていくかの解説をおこないます。かつ具体的なレトルト事例での検証作業を行っていただきます。
基礎Ⅰはこちらから
日時
2020年11月3日 9:00~16:00
場所
〒530-0014
大阪市北区鶴野町1番5号 関西大学梅田キャンパス
主催
関西大学梅田キャンパス
共催 : (一社)食品品質プロフェッショナルズ
参加費
8,000円
食品品質プロフッェショナルズ会員は4,000円
ご入会はこちら
定員
最大20名まで
詳細、申し込みURL
https://www.kansai-u.ac.jp/umeda/event-seminar/merise/2020.html
熱殺菌工学 研修風景
何時ものことながら 研修開始前の教室には 神々しさすら感じる。参加する人たちの意欲というエネルギーが部屋に充満している気がする
関西大学梅田キャンパスで実施した 熱殺菌工学講座は好評のうちに終了。日本では熱殺菌を教える講座が少ないこともあるだろうけど いちばんは 数式ばかり教えるだけで 現実感のないものが多いためではないだろうか。自分自身 オーストラリアで 四日半のApproved Persons Course を受講したことはあった 確かに内容は高度、覚えることはいっぱいあったのだけれど しかし はたと「これが帰ってから何の役に立つのか?」と悩む点も多かった。そんな反省をもとに作りあげたコースなので 実際のトラブル事例をたっぷり交え 「じゃあ どうする?」 という質問を繰り返す。おかげさまで今回も好評。
文責:広田鉄磨
受講者のコメント
デイリーケア事業 品質保証
職務としては 製品検査、クレーム対応、監査を歴任、その経験をもとに商品開発をしている。D値、z値、F値の概念が理解しにくかったので この講座を受講した。
トラブルの例とその原因を出しながら 原因追及の糸口を示してもらったので ためになった。(数式アレルギーがあるので 式はまだ理解できていないが エクセルを何度か使って体で覚えていきたい)。
バイオフィルムの例、容器汚染の例、なかなか情報が得にくい部分を教えていただき 次の原因追及 対策に生かしていきたい。
ゼリー製造、魚介類加工業
今回の講習会では 普段本を読んでいても理解できなかったところについて詳しく教わり よくわかった
レトルト商品を開発しているが ここまで考えたことはあまりなく Fo=4を満たせばいいと思っていた
講習会では難しくて理解できない箇所もあったが 自分が過去に触れていてなじみがあった部分では 理解が深化した
今後 もし 包材の材質(カップトップシール、レトルトパウチ他)の講習会があれば参加したい